有機農法には「ビオロジック農法」と「ビオディナミ農法」があります。
一般的な有機栽培「ビオロジック農法」は除草剤や殺虫剤などの化学薬品、化学肥料を使用しない定義とされています。 「ビオディナミ農法」も化学的なものを使用しないことは同じですが、さらに生物の持っている力を引き出し土壌に活力を与えて作物を育てることに重きをおいた生力学栽培です。
単純に農薬を使わずに栽培する、のではなく、農作業を月や星座などの位置を記した農業暦に基づいて行なうことや自然素材の肥料で土壌の活性化を図ることなど、想像をはるかにこえ手間ひまをかけた栽培方法です。 微生物農法によく似ていますが、土壌生物が豊富な「生きた土」で育ったオリーブは、色艶・味・香りの三拍子が揃い強い生命力が感じられます。
どのように手間がかかるのでしょうか?
EUビオディナミ農法認証機関EcoCertの厳格な規定に基づいて、すべての肥料の原料づくりから自社農園で行います。 (オリーブの畑と搾油所からでる排出物を100%リサイクルします。)
堆肥の45%はオリーブの搾りカスを発酵させたもの、残り45%はカネナ農園で飼育している牛・羊の堆肥、残り10%は収穫時にいっしょに採られた葉。これらを混ぜ5、6ヶ月間発酵させると窒素リンが豊富な堆肥となります。羊のほか、馬、鶏、豚の飼育はビオディナミ農法の一部に組み込まれています。これらへの飼料も自然素材由来のものだけを使うことで、堆肥にふくまれる栄養成分もかわってきます。また、土の中の生態系が豊かに育つことで、土中の生き物が自らの力で土を浄化するという自然サイクルがうまれます。土、動植物、オリーブの樹、全てに配慮してつくられたオリーブオイルは世界でもめずらしい逸品です。
バイオフェノールが豊富に含まれています。
スペイン最大のオリーブ生産地アンダルシア州のオリーブオイル研究所で分析したところ、カスティージョ・デ・カネナ社のビオディナミ・ピクアル種オリーブオイルは、過去のどのオリーブオイルよりもバイオフェノール数値(ヒドロキシチロソールとチロソール)が最高値でした。
バイオフェノールは抗酸化物質で、収穫後半年以上経過しても緑色を保つ要因「クロロフィル成分」もその一つです。まさに体を酸化から守るアンチエイジング食品です。
1ボトルにつき1ユーロを寄付
ケニアとエチオピア両国に位置するユネスコ世界遺産の湖、トゥルカナ湖を守るEarth to the earth プロジェクトに賛同し、環境にやさしい持続可能な自然保護活動に寄付しています。